2005年07月12日

「ジェノサイドを止めるのは誰か〜スーダン・ダルフール紛争〜」

NHKスペシャル「ジェノサイドを止めるのは誰か〜スーダン・ダルフール紛争〜」の再放送(7月12日午前0:40〜1:32)を観た。

 NHK
 http://www.nhk.or.jp/special/libraly/05/l0007/l0709.html
 http://www.nhk.or.jp/omoban/k/0709_4.html

「アフリカゼロ年」 シリーズの第1回にあたるらしい。このシリーズは要チェックかも。


村が完全に焼き尽くされて、人々は虐殺されている。恐ろしい実態が放送されていた。
スーダンは長い間内戦が行われていたが、ここまで酷くなったのは2003年ごろからのようだ。

AU・アフリカ連合の副司令官(ルワンダ軍)に同行した取材が中心だった。

ジャンジャウイードと呼ばれるアラブ系民兵がアフリカ系の村を襲っている。その背後にはスーダン政府がいるという。
スーダン政府が空爆を行っているというのだから恐ろしい。
数十万人もの難民が発生して、援助が行き届いていない。

国連はジェノサイドだと認定すれば介入できるのに、それをためらっているとのこと。
どの国も軍を送りたくないかららしい。


そういえば、ブログに書き忘れていたけど、
6月4日のNHK教育テレビ・土曜フォーラム「子どもの人権危機」で、アグネス・チャンがユニセフ大使としてダフールに行ったときの話をしていた。
メモを読み返してみる。
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ジャンジャウイードが家を壊し、井戸を壊す、女性を犯す。
国際刑事裁判にかける決議をしたら、部族の争いが激化してラルフール?が火の海になると言われた。
夫を殺され、逃げた女性は撃たれて、抱いていた赤ん坊は死亡した
1万2千人の村が壊滅。誰一人残っていなかった。

学校の壁、子ども達が処刑された銃弾の穴が残っている。

ダルフール難民キャンプは9万人もあふれかえっている。
6人の女性(13歳〜26歳)キャンプに逃げてきたのに、薪を集めているときに8人の男にレイプされた。
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アグネスの話だけでも相当ショックだったけど、今回のNHKスペシャルで村が燃え尽きた映像をみて、いかに凄まじいことが起こっているかが分かった。

Webの情報では、スーダン・ダルフール危機情報wikiが詳しい。
「スーダン・ダルフール危機情報wiki」は極東ブログのfinalventさんが立ち上げられている。そういえば、極東ブログではダフール問題について何回か書かれていた。
というか、このwikiのことも言及されてるし。記事は読んでたのに見落としてた。

 極東ブログ
 2004.04.10 スーダン・ダルフール州の民族浄化
 2004.06.30 スーダン虐殺は人道優先で。石油利権の話はやめとけ
 2004.08.28 スーダン・ダルフール虐殺問題と日本、そして日本のブロガー
 2005.02.04 スーダン問題について



スーダンの石油利権も絡んでいるという話もあるけど。
http://wiki.fdiary.net/sudan/?%A5%B9%A1%BC%A5%C0%A5%F3%B8%B6%CC%FD%A4%CB%A4%C4%A4%A4%A4%C6
石油がどうこうというより、今の状況は異常としか言いようがない。


歴史的に難しい問題を抱えていることは確かだけど、2003年以降の状況は内戦ではなくジェノサイドというべき。
国際社会がスーダン政府に圧力をかける方向にもっていかないとね。


関連リンク
 Wikipedia「ダルフール紛争」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%B4%9B%E4%BA%89

 Yahoo!ニュース スーダン
 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/sudan/
posted by 端っこなひと at 08:56| Comment(2) | TrackBack(2) | テレビ番組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お邪魔します。

>国際社会がスーダン政府に圧力をかける方向にもっ
>ていかないとね。

 お言葉ですが、虐殺されている人達を軍事力で直接
守らない限り虐殺は止まらないのではないでしょう
か。
Posted by ブロガー(志望) at 2005年07月12日 22:55
はじめまして、ブロガー(志望)さん。

私の言葉が足りてませんでしたね。
おっしゃるとおり、軍事力がなければ虐殺を止めることはむずかいでしょうね。
それも数万人規模の兵力でないと対処できないかもしれません。
そのためにも、国際社会の圧力で、スーダン政府のAU以外の介入拒否を変えさせる必要があるかと。
それと、今すぐに軍を出せる国がないので、すくなくとも圧力をかけ続けるしかないということもあります。
Posted by 端っこなひと at 2005年07月14日 08:35
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