2005年06月23日

読書「テレビアニメ魂」

テレビアニメの制作の裏話本。
私は、アニメの内幕本や評論本は普段は買わないのだけど、これは面白そうなので買ってきた。

著者の山崎敬之さんは、東京ムービーで企画・文芸を担当していた人だそうだ。
企画・文芸ってなに?って感じだが、山崎さんによると
物語の舞台設定を考案し、脚本家に執筆を依頼して手直しをしながらシナリオを完成させる、いわばシナリオの「編集者」が僕の役割だった。

つまりは作品作りのキーマンってことか。

しかし、私は山崎敬之って名前を見たことがないなあ、と担当作品リストを見てみると
テレビアニメの初期のころから活躍している、かなり古い人だってことがわかる。

巨人の星」、「怪物くん」、「六法やぶれくん」、「新・おばけのQ太郎」、「赤胴鈴之助」、「ど根性ガエル」、「柔道賛歌」、「はじめ人間ギャートルズ」、「元祖天才バカボン」、「家なき子」、「宝島」、「ベルサイユのばら」、「おはよう!スパンク」、「じゃりン子チエ」、「とんでモン・ペ」、「名探偵ホームズ」、「それいけ!アンパンマン

巨人の星など見たこともないけど、伝説的な作品にかかわっていた人だったんだ。

私がこの中でリアルタイムで見たものはないな。
再放送で見たのは、新・おばけのQ太郎、ど根性ガエル、元祖天才バカボン、ベルサイユのばら、じゃりン子チエ、それいけ!アンパンマンあたり。
どれもレベルの高い作品だけど、やはり凄いのは元祖天才バカボン。いまだに類似作品ってのがみあたらない。
世の中を逆さに見た笑いって点では「クレヨンしんちゃん」がやや近いのか?

じゃりン子チエもユニークだった。あそこまで生活感がある作品はちょっと他に思いつかない。
ちょっと変なところもあったけどまともな関西弁を使ってたし。
めちゃくちゃな関西弁を使う作品が多いけど、やめてほしい。


東京ムービーはベルばらの出崎監督のイメージが強かったので、手塚治の虫プロ系列かと思っていたが違った。
「ひょっこりひょうたん島」などを作った人形劇団「ひとみ座」の藤岡豊という人が作ったという。

いろいろ裏話がかかれているが、気になったのは、東京ムービーという強力なアニメ制作会社でさえ、テレビ局の下請けとして苦しい目にあっているということ。
テレビ局の力がいかに強いかがよくわかる。

テレビアニメの制作側の本として、非常に読みやすくておもしろい本だった。
オタク世代の人じゃないので、コテコテな話がなく一般人でも楽しんで読める本じゃないかな。
もちろん、オタクなら一般人の10倍は楽しめるだろうけどね。

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「テレビアニメ魂」
ISBN4-06-149789-8
著者:山崎敬之(やまざきけいし)
発行所:株式会社講談社


関連リンク
講談社 BOOK倶楽部「テレビアニメ魂」
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1497898

東京ムービー
http://www.tms-e.com/

goo映画 藤岡豊
http://movie.goo.ne.jp/cast/85751/

goo映画 山崎敬之
http://movie.goo.ne.jp/cast/101279/index.html
posted by 端っこなひと at 19:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。山崎さんを追ってここのブログにお邪魔いたしました。僕今就職活動中なんですけど、たまたまうちのゼミの先生が山崎さんとお知り合いということを知りぜひコネをいただこうとおもったのですがなんと山崎さん15年前に退社なさってると今さっきしってへこんでいる所存でございます(T_T)
Posted by はんぞう at 2005年06月30日 18:51
はじめまして、はんぞうさん。

山崎さんにコネがあるなんてうらやましいです。

退社されているとか気にせず、山崎さんにお会いになるといいんじゃないでしょうか。
いまでもフリーのプロデューサーされているようなので、会社を直接紹介してもらえなくても、いろいろためになるお話が聴けるはずですよ。
Posted by 端っこなひと at 2005年06月30日 23:58
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