2006年12月29日

NHKスペシャル「ワーキングプア」レポートへのリンク

セキュmemo経由

見逃したのだけど、NHKにしてはめずらしく社会告発的な番組だったらしい。
というか、NHKはこのテーマに関しては時々社会的弱者の側に立った番組を作っている。


詳細なレポートが掲載されたページをメモ。

●NHKスペシャル「ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない」の感想
 http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/workingpoor.html

●NHKスペシャル「ワーキングプアII 努力すれば抜け出せますか」の感想
 http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/workingpoor3.html

上記の感想もなかなか興味ぶかい。まあガチガチの左翼の人みたいなのでそういうフィルタは入ってるけど。


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ここからは私の感想。
フリーターの請負の事例は数年前はその通りだったなぁ。
一部上場企業でも平然と偽装請負してたし。
今は社会的な締め付けが厳しくなってきてるからどうか知らんけど。


「働くのに精一杯で資格がとれない」
「資格をとっても10円」
あたりはそもそも資格がとれれば・・・。という前提が間違っている気がする。
スキルをあげることでどれだけ社会のニーズに合うか?は考えてないと。

そもそも資格みたいに規格化されて大量生産されているスキルは希少性が低いから、戦略として狙うのは時間とお金の無駄かも。
資格によって特権を保護される場合(司法試験など)は別だけど。

本当に貴重なスキルは簡単には身につかないからなあ。3年以下で身につくスキルなんてたかが知れている。
で、社会の底辺の人間がそんなに長期にわたってトレーニングを受けられるか?というとそういう教育を行ってくれる組織に入れるチャンスは小さい。

そこでOSS(オープンソースソフトウェア)とか(笑)
ソースやノウハウは公開されているし、お金もほとんどいらないし、誰でも参加できるし。
情熱と時間は必要だけど、今は全然需要が足りていないからチャンスなんだけどなあ。
OSSは基本的に教育への投資が自己負担の場合が多いから一見不利なようにみえるかもしれないけど、ソースコードという資産やノウハウ、人脈は会社をまたいでいるのでどこへ行っても今までの投資が無駄にならない。

生活が逼迫していればその余裕もないかもしれないけどね。


にしても、気になるのは地方の仕事のなさだなあ。
公的部門しか働く場所がないのなら地方自治体の財政は破綻するしかないし。
人口減時代では、国から出せるお金はどんどん減っていくわけだからヤバイよなあ。

ミクロ的には踏ん張れる自治体もあるだろうけど、マクロで考えると地域で生産性の高い仕事が出てこないと厳しい。

核になる産業があれば、地域で効率的にお金を回す仕組みをこさえればいける?
農業や対面型のサービス業(介護とか)に関してはローカルでまわす仕組みはある程度行われているけど、もっと効率的にできるかもしれない。
エネルギー(バイオマス)もやり方次第では可能かもしれない。

問題は、何かにつけて経済効率が悪くてインフラの維持にコストがかかりすぎることと、有力な外貨(地域外からのお金)獲得方法がほとんどないことに尽きるか。


「努力すれば抜け出せますか」というテーマに関してはミクロ的には大変だけどイエス。でもマクロ的にはノーだろうなあ。
みんなががんばったら、競争のハードルが上がるだけの話で、分け前が増えるわけじゃない。
たぶんコストの低下圧力強いというのはあると思う。
産業構造が変化しちゃって、それなりにがんばる人が要らなくなっちゃったのが大きい。
マニュアル化して、仕事をする一部の人と作業をする大部分の人に階層がくっきり分かれてしまった。製造業では昔から分かれていたのかもしれないけど、サービス業もいまやそう。
次に低コスト化の波が来ているのがホワイトカラー。
最近はマニュアル化をやりすぎていて人が育ってないから、ゆり戻しが来るとは思うけども元には戻らないだろうし。
産業自体が高付加価値体制へ転換しないと底上げの余地が生まれない。

そういう意味では、利益の再配分は今まで以上に大事だと思うけど、政府がやると杓子定規になったり、効率性を無視したりしてうまくいっていないのが現状。
政府には効率的に仕事をする能力がそもそも備わっていないのだから当然だけど。

セーフティネットだけでは解決にならなくて、高付加価値を生み出せる人材を大量に再教育する仕組みをどうするかがポイントだと思えるこのごろ。
で、いまのところ教育コストは政府でも企業でもなくて個人が負担するしかない。

ということで、教育コストが安くてかつ無駄にならないOSSがお勧めということにしとこう<本当か?
たぶんIT産業以外でもOSSのやり方にならったところが一番いいと思う。
社会的な満足度は高いし、積み上げていくものが財産になるし、環境の変化にも強いから。
唯一欠点はぼろ儲けすることがないってことかな。

久しぶりに与太話を書いてしまった。
posted by 端っこなひと at 04:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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