2006年09月07日

「ITproフォーラムin大阪」に行ってきた

9月5日(火)の「ITproフォーラムin大阪」に行ってきた。

聞いていないセッションのいくつかは記事になっている。
【ITproフォーラム】「J-SOX対応はIT人材育成のチャンス」,ガートナーのコンサルタントが力説
【ITproフォーラム】ガートナー亦賀氏が語る「基幹系システムの歴史的な転換点」とは
【ITproフォーラム】「ネットワークは輸出できない。だから“IP族議員”が必要」,甲南大の佐藤教授


内部統制の方に興味があったけど、申し込みが遅く満席で聴けず。
さらに起きるのが遅れて、午後のみ参加。

「止まらないネットワークに仕立てる奥義」は基本的な部分の確認といった感じの話だった。
○バックアップとの切り替えは実際にやってみないととか。
○きちんと監視していないと、バックアップに切り替わったのに気づかない事例があったとか。
○マニュアル読まずにミスしたりとか。でも分厚くなっているので時間がある人でも大変だよねとか。


パネル討論会は少しおもしろい話もあったのでメモしておく。
省略したところもあって、意味が変わっている可能性があるので注意。
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浅見:
 日経エレクトロニクスの編集長をやっていたが、エレクトロニクス業界は外国の半導体ベンダの社長なども日本に情報収集に来ていた。
 IT業界ではそういうこともなく、日本が一方的に輸入している。
 ITリテラシーはどれくらい日本は遅れているのか?

宮本:
 ITリテラシーをソフトウェア開発力と活用力にわけて考える。
 開発力は3-4年くらい遅れたままきている。
 企業だけの問題ではない。
 米はコンピュータサイエンスは一番人気。ユーザ企業とベンダと学校の3つの活躍の場がある。

 活用力は遅れているともいえない。企業による。
 ERPよりも進んでいる業界もあって、ERPを導入できなかった例も。

浅見:
 ERPを使うのかフルカスタムにするのか。時代によっても揺れ。

宮本:
 ERPもCRPもベースは管理業務
 財務処理を作るためにデータが集められる
 そこの部分はスタンダードが起こりやすい

 そこは一巡。これからは違う方向に
 お財布携帯など、企業・消費者の実活動のIT化。それ自体が競争になりやすいので、パッケージでとはなりにくい。

亦賀:
 遅れているとかではないく、発想の違いがある。
 ディズニーランドを真似しても成功していない。
 iPodでもソニーなどもミュージックプレーヤーを出しているが不成功。アップルはミュージックサービスとしてやっている違いがある。

浅見:
 講演でもあった、サーバはサーバでなくサービスを提供するものという話も?

亦賀:
 ITのTのリテラシーはそれほど違いがないが、Iのリテラシーは考えないといけない。
 米国のベンダーは今後のITをどうして行くか、答えがないので作ろうとしている。
 日本のベンダーは取ってきて解釈して展開するだけ。それでは永久に追いつけない。

浅見:
 IBMはレガシーで動くものとオープンで動くものがあっていいと
 日本ではSOAとレガシーを分断して考えがち

亦賀:
 IBMではレガシーの上でレガシーとSOAをやっている。
 IBMもはじめからそういう考えであったわけではない。
 オープン系の企業を脅威に感じていたので、どう生き残るかという点の戦略でもある

 米では2001年のITバブルを崩壊したときに各ベンダが猛反省
 情報システムはどうあるべきかと議論がはじまった。(日本は)5年くらいおくれている

浅見:
 ガードナーの資料では「IT Does Not Matter」などとんでもないとあるが。

宮本:
 あるデルの営業マンは「パソコンなんて生鮮食料品。誰から買っても変わりはない。早く届いて安いほうがいいですよね」といっていた
 コモディティが広がってきた→「IT Does Not Matter」といわれているところ
 グループウェアなどもコモディティ化
 企業競争力を高めるものでなく、参加料に
 だけど競争力を左右するものもある。 

亦賀:
 米国ではDoes Not Matterの議論は終わってDoes Matterの話に
 1億人の顧客を支えるのに「IT Does Not Matter」では支えられない

浅見:
 内部統制はやらされ感が強い。守りの姿勢になりがち
 抜本的な業務改革のチャンス、最小限のことしかやらないというやり方の2つがある

宮本:
 能力が欠けているから活用できていない
 内部統制は能力を身に着けるよいチャンス
 IT部門は経営や経理と対等に業務の議論が出来ないことが多い
 →知識をつければよい

浅見:
 ユーザが守りから攻めへ移りつつある?

亦賀:
 ここ2年でユーザさんの意識も変わってきた
 2〜3年前はコスト削減のみ
 最近は同じユーザが情報システムを考えないと言い出した
 攻めというところまではいってない

浅見:
 情報システム部門が提案できる部署に変われるか、転換期ではないかと思う。
 CIOも少ない。ITがわかることが大事で業務わかることが2の次になっている

宮本:
 攻め守りのときに割り切りが必要
 コモディティ化しているERPなどは設備
 一定品質であれば安ければいいと割り切る。それが経営者の考えに近いだろう
 オペレーションの領域、ビジネスの部分で、情報システムがこんなプロセスが可能ですといっていかないと

浅見:
 経営者が聞く耳をもたないとか
 説明責任?

宮本:
 私が会った経営者はITのことわかっているなという人が多い
 納得できないからうんといわないんだよね、という人が多い
 経営者へ近づいていく必要がある
 情報システム部門の部長が一般部門からくることもあるが、わかりやすい言葉で語ってくれるから
 数字で語ってくれる
 →そのあたりができないといつまでたっても。。。

浅見:
 経営者が逆に情報システム部から提案を待っていればいい?

亦賀:
 日米で経営者の認識が違う
 企業は競争。競争だけでなく成長していかなければ。それを考えるのが経営者。
 日本はそのあたりが弱いのかなと。基本的に今を維持することにベース
 いい悪いではない。日本の社会システムかもしれない
 危機感があるのは、世界がフラットになっていくとどう生き延びるのか。
 業務システムからサービスシステムへ
  業務支援のためだった→これからは
 もはやITと人間系は対等になりつつある
  外部の人がどうやったら満足するか
  消費者、投資家、環境など。外部論理が強くなっている
  ITでも人間系でもどちらでもいいからいいサービスを提供してくださいと

浅見:
 宮本さんの話でITエンジニアの日本における存在感・プレゼンスがどれだけ高いかという話があった。
 MSの社長へ日本と米のエンジニアはどう違うか?ときいいた
  米は誇りを持って目を輝かせて働いている。日本は3Kだと。
 (※このへんの記事とかかなあ)

 ITがあってこそ世の中が成り立つと伝えていかないと
 エレクトロニクス業界でも中村修二のダイオード裁判で、ものづくりの技術屋に世の中の評価が高まったという

宮本:
 業界、環境を変わる必要性はあると思う。ただそれを待っていればいいわけではない。
 投資案件の1つ1つでうならせる。導入でよくやったなと
 コンサルでほめてもらえるのは、お客さんが思っている以上の仕事をしたとき

亦賀:
 世界レベルのエンジニアの人は、大きな視点で捉えている
 環境問題をどう解決するんだというところまでエンジニアの人が考えていたり
 視野を広げて
 報酬はなかなか変えられない。人月ではやる気もあがらない。スキルのある人はもっと報酬をもらえるように


posted by 端っこなひと at 02:06| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー・勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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