2006年06月24日

読書「著作権の考え方」

最近、著作権についていろいろ教わることがあったので、積読のこの本を読んでみた。

「著作権の考え方」
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0312/sin_k153.html
ISBN4-00-430869-0
著者:岡本薫
出版社: 岩波書店

著作権についてコンパクトにまとめられた、いかにも新書という感じの本。

著者は文化庁の著作権課長を勤めたこともあり、文化庁からの見方などは興味深く感じた。

ちょっと印象に残ったところは、
●「著作隣接権」を要するに「業界保護」と言い切っているのには驚いた。
 政治力の強い映画会社と放送局が優遇されているとか。
 
 前から、映画の例外規定がなぜあるのか不思議だったのだけど、そういうことか。

●コピープロテクト
 1996年の新条約の制定するときの議論で以下のようになったらしい(p.154)
 
「権利者自身が、コピープロテクションをかけることによって、個人使用目的のコピーを防止すべきだ」という結論になった。
 「個人が楽しむためならば、無断でコピーしてよい」という例外は、利用者に「コピーする権利」を与えているわけではないので、権利者がコピー・プロテクションを書けるのは自由である。

 利用者にとっては厳しいことになってたんだなあ。
 厳密にコピーコントロールされると使いにくいんだけど。

 注意しとかないといけないのは、日本の著作権法(30条)ではコピープロテクションをはずしてコピーすることを禁止されていること。

 著作権法・第五款 著作権の制限(私的使用のための複製)
 http://www.cric.or.jp/db/article/a1.html#2_3e
 コピープロテクションを解除する機械を使って、借りてきたビデオを家庭でコピーすることは許されますか?
 http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime7.html#4


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参考リンク
 (社)著作権情報センター
 Wikipedia「著作権」
 Wikipedia「コピーガード」
posted by 端っこなひと at 05:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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