2006年02月09日

読書「オシムの言葉」

ジェフユナイティッドのオシム監督のドキュメンタリー本。
良いという話を聞いていたこともあったけど、本屋で見かけて何も考えずに買ってしまった。
で、読んでみたら、評判通りよい本だったのでよかった。


オシム監督のことは万年降格争いをしていたジェフを強くした監督、くらいしか知らなかったけども、人間的にも戦術的にもすごい監督だとわかった。

とにかく、オシム監督のいいことばっかりので、全部鵜呑みにしたらオシムって神様じゃないかってことになりかねない点だけはちょっとアレだけど。

オシム監督のキャリアを見ると
サラエボ出身
サッカー選手時代は長身FWとして活躍、旧ユーゴ代表。
監督としては、90年のイタリアワールドカップに旧ユーゴを率いてベスト8など

各勢力からの政治的圧力をはねのけながらW杯を戦い、旧ユーゴスラビアが内戦に突入して崩壊していく中でも政治的に中立を貫き通した姿勢には驚嘆されられる。

旧ユーゴの内戦は想像を絶するくらい、憎しみや裏切りが横行したわけで、その中で多民族チームをまとめあげている。

それに卑劣な罠を回避して監督として生き延びることができたのは、奇跡的に思える。

サラエボ包囲戦で奥さんがサラエボから出られなくなって、アマチュア無線のリレーでほそぼそと連絡る状態でも、ギリシャやオーストリアのクラブチームで監督として高い手腕を発揮しているし。


一方、サッカーの戦術面では走ることを重視する、攻守の切り替えが早い、システムにこだわらない、選手に考えさせる、あたりが特徴みたい。

若手中心でないとできない戦術だろうなと思う。そういう意味ではジェフは若い選手が多いのであっているんだろうな。

指導者として、選手1人1人、その時その時の局面にあわせて指導するとか。

リスクを冒しても攻めるという哲学だそうで、見ていて面白いサッカーをするのはこのせいだったのか。


ヴィッセルもこういう攻撃的でスピーディなサッカーを目指してほしいなあ。。。

まあ、今年はバクスターなので、ガチガチに堅いカウンターサッカーを展開することは間違いない。
あれも悪くはないんだけど、物足りないんだよね。バクスターの紳士ぶりは好きだけど。

ヴィセルもジェフのようにうまく若手の育成ができるかなあ?
どうもヴィッセルは自前で育てるのが下手で、それがチームの基盤が弱い原因のようだし。

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「オシムの言葉 - フィールドの向こうに人生が見える」
ISBN4-7976-7108-4
著者:木村元彦(きむらゆきひこ)
発行所:株式会社 集英社インターナショナル


ジェフユナイテッド市原・千葉オフィシャルサイト オシム語録
http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/goroku/

はてなダイヤリー・オシム

Wikipedia イビチャ・オシム

amazon
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797671084/
posted by 端っこなひと at 04:12| Comment(0) | TrackBack(3) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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