環境問題系の話を聞きにいったのは久しぶり。
岡山まで青春18切符で行ったので、朝5時半起きで眠かった。
午前中のパネルディスカッションは勉強になったけど、基礎知識が乏しいので、理解が怪しい部分もかなりある。
■パネルディスカッション −モノの循環から環境を考える−
奥脇 昭嗣
みちのく環境管理認証機構代表,東北大学名誉教授
「リサイクルと素材産業−プラスチックの場合」
古澤 巖
鳥取環境大学学長
「「ヒトという動物」・環境問題」
河野 広隆
(独)土木研究所材料地盤研究グループ長
「土木分野の副産物利用と循環型社会構築への挑戦」
白石 友紀
岡山大学農学部長
【専門分野】植物病理学,植物感染機構学
阪田 祐作
岡山大学大学院自然科学研究科機能分子化学専攻教授
【専門分野】反応工学,触媒工学
阪田 憲次
岡山大学大学院環境学研究科資源循環学専攻教授
【専門分野】コンクリート工学,土木工学
田中 勝
岡山大学21世紀COEプログラム拠点リーダ,岡山大学廃棄物マネジメント研究センター教授
【専門分野】廃棄物工学,収集運搬,焼却処理,埋立処分等の管理,ダイオキシン,医療廃棄物
「リサイクルと素材産業−プラスチックの場合」奥脇 昭嗣
●リサイクルの種類
マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクルの3種類
よく理解できてなかったので、ぐぐってみる
プラスチック情報局によると
マテリアルリサイクルとは、使用済みのプラスチックを溶かすなどして、もう一度プラスチック製品に再生し、利用することをいいます。
ケミカルリサイクルとは、プラスチックが炭素と水素からできていることを利用し、熱や圧力を加えて、元の石油や基礎化学原料に戻してから、再生利用することをいいます。
サーマルリサイクル: 廃棄物から熱エネルギーを回収すること。●廃プラスチック処理状況
プラスチックは燃やすと高い熱を出すため、ダイオキシン対策を伴う施設でサーマルリサイクルすることは、埋め立てごみの量を減らす上でも、大きな役割を占めつつあります。
2001年は1010万トンくらい
昨年も同じくらいだが、
有効利用が53%→60%くらいに増えた
●マテリアルリサイクル
単一だとリサイクルしやすい
混合廃プラスチックの場合は困難:容器包装用
→混合しているので分けるのが大変
リサイクルは45%程度と低い(目標値が?)ので、分けても55%は最終処分されてしまう
●ケミカル、サーマルリサイクル
望ましいといっている
石炭火力発電:東北電力を口説いたがなかなか進まない
製鉄:高炉、転炉、コークス炉
今は鉄鋼で潤っているが、その前苦しくて、廃プラスチックを受け入れて処分してもうけた
セメント製造:汚泥を含めて2600万トンの廃棄物を受け入れている。世界の先端産業。
化学産業:アンモニア、ポリエステル
石油精製:ナフサ=プラスチック原料
少しずつでてきた
紙・パルプ産業:燃焼炉
やっと少しずつ
非鉄精錬:銅精錬 なかなかむずかしいが
●ケミカルリサイクル
3P(ポリオレフィン)を主とする混合プラスチックに適する
ポリエチレンなどは元に戻りにくい
ペットボトルや塩ビが入ってくるので難しい
●ケミカルリサイクル 油化
もとの油に戻す。これができると完全なリサイクル
それ以外はカスケードリサイクルにすぎない。
●ペットボトル→ペットボトルに戻す
200度Cで高温で。
不純物をいかにするか
技術:日本は世界最新技術で、実用化も進んでいる
問題点はシステム:収集、輸送コストが高い
PETの場合、中国輸出が増加して量が獲得できない
日本で作ってもガソリン税がかかるので儲からない。中国では税がかからない。
「土木分野の副産物利用と循環型社会構築への挑戦」
河野 広隆
●廃棄物処理法の適用範囲
一般廃棄物
産業廃棄物
特別管理産業廃棄物
●産業廃棄物4億トン
ゴミの10%が家庭、残りが産業の状態
●産業廃棄物の半分くらいがリサイクルされている
建設廃棄物の問題は最終処分、不法投棄が多いこと
再利用ができるものが多い
コンクリート、アスファルト、木材
残土も再利用している
紙くずなどはリサイクルが進まない
●最終処分量、不法投棄
最終処分の3割が建設廃棄物
不法投棄の6割が建設系
筑波の幹線道路に捨てられているほど。
郊外には風呂の浴槽などが山ほどすてられている
日本中にみられている
瓦礫類40%、木くず40%
どうリサイクルしていくかが課題
●国土交通省の取組み
社会資本整備重点計画
平成15年。リサイクルが位置づけられた
○循環型社会形成推進のための法体系
国全体:
環境基本法、グリーン購入法
●建設廃棄物
ほとんどカスケード型
コンクリートは、道路の路板材。
アスファルトは(リサイクルに)優秀で
●コンクリートに関する副産物利用の形態
他産業→コンクリート
コンクリート→コンクリート:なかなか進んでない
●セメント工業→環境産業
副産物利用、サーマルサイクル
セメントJIS
高炉セメント比率
全体の生産率は目減り。
全体は減っているが、高炉セメントが30%ほどと増えている
高炉スラグの45%、石炭灰の61%、廃タイヤ27%を受け入れています
●エコセメント
通常のセメントでは80%くらいが石灰石
エコセメントでは、焼却灰を半分くらい使っている
問題点
コンクリート側からみると品質が落ちる問題
グリーン調達、税制、公的支援などへの過度の期待
●コンクリート→コンクリート
技術的、経済的になかなかむずかしい
道路の下のしく材料として97%
●建設副産物
コンクリート用再生骨材、舗装材
●環境負荷低減
構造物の長寿命化、これが一番重要
長くもつほど環境負荷が軽くなる
●現実では総論賛成、各論反対
下水の処理した汚泥→焼くと灰。
技術開発してきたが、なかなか使われなかった
コンクリート、アスファルトに使う原案を作った
路板材では環境汚染が心配だとか、コンクリートの品質がおちるとか
汚泥には金属が入っている。はんだの鉛など
厳密に調べると入っている。どう評価するか?
ガラスになっているので出てこないのだが、
道路を磨り減って粉になったときに出てこないか
含有量試験をすると心配な結果も出てきたりして
→(社会的な)合意ができていない
環境省も具体的に答えられない。国交省も踏ん切りがつかない
→今後議論が必要だろうと

